1/14更新【お知らせ】第二回「春日忌俳句大会」
2025/1/14更新
春日忌俳句大会の結果発表について掲載を予定していた「麟祥院」サイトは、
現在リニューアル中のため、掲載が延期となっているそうです。
そのため、一時的に本ページにて発表いたします。
入賞された皆様、おめでとうございます。
投句くださった皆様、ありがとうございました。
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第二回春日忌俳句大会 大高 翔選
※本俳句大会では「春日の忌」を季語として使うことも認めて選句しています
◎特選三句
◎狩野派の松隆々と春日の忌 西浦 風(神奈川県)
立派な境内の松を、「狩野派の松」と表現したところがすばらしい。
「春日の忌」らしい重厚感が出た。
歴史の厚みを感じさせる句となった。
◎境内に江戸の賑はひ春日の忌 田中 かんな(東京都)
「江戸の賑はひ」が見事。
活気のある「春日の忌」への挨拶句として、これほどぴったりな表現はなかなか見当たらないだろう。
まさに現代の春日忌のさまを言い得ている。
◎鳶の輪の徐々に高みへ春日の忌 松永 み雪(東京都)
「鳶」との取り合わせによって、印象的な句となった。
「輪」「徐々に高みへ」が、「春日の忌」と絶妙に響きあう。
春日局の生き方を象徴する一句。
○入選五句
○春日忌や番犬ちよの振る尻尾 井上 裕太(青森県)
「番犬ちよ」の可憐さが「尻尾」に表れている。
平和な「春日忌」の情景が、生き生きと見えてきた。
麟祥院で詠まれた句としてのリアリティがある。
○春日忌の人群(ひとむら)映す水溜り 若狭 純子(東京都)
「春日忌の人群」に、活気あるさまがしっかりと描かれている。
「映す水溜り」の視点がすばらしい。
賑わいを風景の部分として含めた写生に脱帽。
○秋灯の家紋二つの欄間かな 田山 一穂(千葉県)
麟祥院での作として、重みが際立つ。
「家紋二つの欄間」の的確な写生が秀逸である。
現場に立った実感のある写生句。
○春日忌や黄菊白菊閼伽桶に 山本 宏子(千葉県)
「黄菊白菊」の畳みかけがとても華やかで、春日局への挨拶の心を感じる句。
「閼伽桶に」の描写によって、境内の様子がいきいきと見えてきた。
○幼な児の手握り拝す春日忌日 加田 栄枝(東京都)
「幼な児」が大きな存在感を放つのも「春日忌日」らしい景。
作者の着眼点が光っている。
「手握り拝す」に、春日局も微笑んでおられるはず。
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以下、2025/1/7更新
春日忌俳句大会の結果発表が延期されています。
「麟祥院サイト」のリニューアルが完了次第、発表されるとのことです。
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以下、2024/10/17更新
「よる句会」の句会場としてお世話になっている麟祥院にて、
今年は、10月19日(土)20(日)の二日にわたり、
「春日忌」のイベントが開催されます。
第二回を迎える「春日忌俳句大会」もあわせて開催されます。
この俳句大会においては「春日忌」を季語として使用可、
としております。
詳細は以下のリンクよりご覧いただけます。
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